※この記事は公益社団法人 日本臨床工学技士会から参照し、作成しています。
2021年10月より臨床工学技士法が一部改正されました‼
業務範囲の拡大は臨床工学技士の未来が明るくなり、選択肢も増えるためとても嬉しいですが、正直「めんどくさい」と思ってしまいます・・・
先輩たちの言う「勉強になる」のは間違いないですからね!
受講の対象者
・2025年4月1日より前に臨床工学技士の免許を受けた者
・同日前に臨床工学技士国家試験に合格した者であって同日以後に臨床工学技士の免許を受けた者
現時点2023年8月では、現在学生を含めすべての臨床工学技士が対象ということになります。
では、本題の告示研修とはなんでしょう??
告示研修を受けると何が変わるの?
- 血液浄化装置の穿刺針その他の先端部の表在化された動脈若しくは表在静脈への接続又は表在化された動脈若しくは表在静脈からの除去
※従来の業務範囲であった「シャントへの接続又はシャントからの除去」に追加 - 生命維持管理装置を用いた治療において当該治療に関連する医療用の装置 (生命維持管理装置を除く) の操作 (当該医療用の装置の先端部の身体への接続又は身体からの除去を含む)
- 手術室又は集中治療室で生命維持管理装置を用いて行う治療における静脈路への輸液ポンプ又はシリンジポンプの接続、薬剤を投与するための当該輸液ポンプ又は当該シリンジポンプの操作並びに当該薬剤の投与が終了した後の抜針及び止血(輸液ポンプ又はシリンジポンプを静脈路に接続するために静脈路を確保する行為についても、「静脈路への輸液ポンプ又はシリンジポンプの接続」に含まれる。)
- 生命維持管理装置を用いて行う心臓又は血管に係るカテーテル治療における身体に電気的刺激を負荷するための装置の操作
- 手術室で生命維持管理装置を用いて行う鏡視下手術における体内に挿入されている内視鏡用ビデオカメラの保持及び手術野に対する視野を確保するための当該内視鏡用ビデオカメラの操作
透析に関係しそうな項目は1番だけだね!
法改正前は、臨床工学技士の業務上グレーゾーンだったものばかりみたい(-_-;)
今後は研修を受けていない臨床工学技士が上記の業務を行うと法律違反となるから注意しましょう‼
研修期限は~2027年3月までとなっています。
費用と開催地
日臨工会員:3万8千円
非会員:6万円
上記値段をみると個人で負担するには相当痛いです。
「会員からも金とるんかい‼」と言いたくなってしまいました。(m´・ω・`)m ゴメン…
開催地は東京をはじめ北海道、大阪、福岡など様々な所で開催されています。ですが離島や沖縄、開催地から遠い地域の臨床工学技士さんたちは出費が痛すぎます。。。
告示研修費用や出張費用を負担してくれる太っ腹な環境に恵まれることを祈ります‼
詳しい開催地は日臨工HPで確認してください。
研修の内容
研修は基礎研修と実技研修に分かれます。
・基礎研修 オンデマンド型eラーニングにより基礎的な知識を修得 約20時間
・実技研修 対面式にて、2人1組で模擬医療機器等を用いて実技を修得 2日間
最近では、eラーニングを使用して研修を行えるので便利ですね!20時間も動画視聴していたら途中眠くなるかもしれませんが頑張りましょうw
透析の研修はトータル3時間程度なので他の項目と比べるとあっという間に終わりますね!
以上!なすびでした。
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