エリスロポエチン(健康な腎臓)
- 腎臓は血中の酸素状態を感知する機能を持っており、貧血(酸欠)状態になると造血ホルモンであるエリスロポエチンの分泌を促します。
- エリスロポエチンは骨髄中の赤芽球系前駆細胞に作用し、赤血球の分化と増殖を促進させます。
エリスロポエチン(腎不全)
- 腎臓の機能が低下することで貧血(酸欠)状態にも関わらず十分なエリスロポエチンが産生されず、貧血が進行していきます。
ESA製剤(治療)
現在は注射薬
赤血球造血因子製剤(erythropoiesis stimulating agent;ESA)
内因性エリスロポエチンを誘導する経口薬
低酸素誘導因子‐プロリン水酸化酵素阻害薬(hypoxia inducible factor prolylhydroxylase;HIF-PH)
などが腎性貧血治療薬として用いられています。
コメント